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追突事故について

はじめに

一般的に破損の少ない事故の場合、症状も軽いと思われがちです。訴えが強いと詐病や精神的な症状と思われ、四面楚歌状態に追い込まれて行きます。そうさせない為のポイントを手短に述べます。

 

注意点

①車の破損が少ないときほど重症化に注意。追突時の衝撃は車が変形する直前の時に角加速度が一番大きくなり障害が出やすいです。試しに生卵を金槌で叩いてみるとよくわかると思います。強く叩くと殻が割れてあまり飛びませんが、軽く叩くと勢い良く飛び出します。

②シートを倒し気味にしていた時や、正面をみていなかった時・気付いていなかった時は症状が悪化しやすいです。基本的に、シートをしっかり起こし前にスライドさせ脇を締めてハンドルを握っているときはダメージは最小ですみます。

③初期症状は変動しやすく当てならない為、少なくとも3~4日して症状が出揃ってから再度診察しレントゲン等の検査を行い、その後に警察用診断書を作成します。当日症状が軽いからと安心しないことです。

④追突事故の特徴は、元々持っていた弱点や素因を表に引きずり出し進行憎悪させることです。検査等で明らかな損傷がないから大丈夫と決め付けるのはやめましょう。又、温泉やマッサージが良いと無責任なことをいう人が多いのですが、急性期には温泉・熱風呂・長風呂・マッサージは厳禁です。

 

まとめ

追突事故の場合、事故状況や素因等を含めて診察すれば、大抵は予想通りに症状が出現・憎悪・変動しています。軽い事故だから軽傷と思わずに早めの診察を推奨します。