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肩こりについて

一般的に肩こりといわれている症状は、不良姿勢によって肩甲帯が下がり僧帽筋や菱形筋などの肩甲骨に付着する筋肉が引き伸ばされて血流不全を起こし、痛みや張りなどの症状を示している状態です。いわゆる力仕事やスポーツ等で起こってくる筋肉痛とは別物ですし、治療法もまるで別物と思って下さい。

背筋を伸ばし、肩甲帯を拳上させ頚や肩の筋肉をゆるめて症状が軽快消失すればそれが肩こりです。治療の根本は不良姿勢の改善で日ごろの仰向け寝習慣、開脚坐り、適度な運動となります。病態がわかれば一般的に肩こりにいいとされている治療のほとんどはアウトです。

肩こりの鉄則   決して もまない たたかない。

 

そもそも肩こりだけの病気は存在しません。本質は重力に対しての人類の未進化にあります。つまり2足歩行をする様になったものの脊柱が真っ直ぐではない状態の為、意識的に背骨を真っ直ぐにしてないと腰痛や肩こりが出るようにしか出来ていないのです。早い話、今ある人類形態に向かって治療しても効果は限定的です。そこで私が推奨するのは抗重力姿勢の確立と姿勢を保持する為の伸展(ストレッチではありません)を中心とした生活運動指導を中心に治療を行っています。